■ 須賀神社 ■ 須賀神社では、毎年7月12日、13日に近い土・日曜日に祇園祭が行なわれます。昼に2台の山笠が、町内をまわる「巡行」に出て行きます。祗園太鼓は福岡藩の陣太鼓の流れをくむという拍子を刻み、山笠の前後には「采振り」と呼ばれる梶を取る人が乗っています。祭りの一番の見どころは、夜に行なわれる「奉納」と「宮入り」。須賀神社の境内に山笠が走りこむ勇壮な姿を見ることが出来ます。 |
■ 扇天満宮 ■ 室町時代の連歌師、宗祇が筑紫紀行の途中木屋瀬に泊まりその夜、夢に天神様が表れ縁起の良い扇を賜った。その後太宰府天満宮を訪れた際、深野筑前守から、本当に扇を得た。そこでこの場所に宮を建て扇天満宮と呼ぶようになった。 大正6年の遠賀川の改修工事のために現在の場所に移されたが、御神木は現在も道路の中ほどに残されている。 |
■ 木屋瀬宿場街道 ■ 木屋瀬を含む六つの宿場「黒崎・木屋瀬・飯塚・内野・山家・原田」が筑前六宿(ちくぜんむしゅく)と呼ばれていました。中でも木屋瀬は長崎街道と赤間道との追分の宿として、また遠賀川が脇にあることから、川舟を利用した水運によっても古くから栄えてきました。 毎年11月:第1日曜日には「筑前木屋瀬宿場まつり」が開催され、この通りが歩行者天国になり町全体が会場になります。市民の手づくりから始まったこの祭りも年々参加者が増えるし、遠方からも見に来られて盛大になっています。 |
■ 長崎街道木屋瀬宿記念館・こやのせ座 ■ 「みちの郷土史料館」には、長崎街道や九州北部の街道の資料、木屋瀬宿の昔の生活や今に受け継がれている歴史などが展示されています。 また、「こやのせ座」は、多目的ホールで、地域の様々な行事や催し、それに、落語やコンサートなどが、開催されています。 問い合わせ先電話番号 093−619−1149 |
■ 船庄屋跡(梅本家) ■ 江戸時代、木屋瀬には年貢米の積み出し所や渡し場がありました。年貢米を運ぶ権利をもつ川舟を管理していたのが船庄屋です。 梅本家は酒醸造業を営み、明治に入り醤油醸造業を営んでいました。梅本家の広い土間は、在りし日の船庄屋の面影を偲ばせます。 |
■ 旧高崎家住宅(伊馬春部生家) ■ 市指定有形文化財(建造物) 江戸時代末期の大きな商家の代表的な宿場建築として修復され、現在一般公開されています。建物の内部には、放送作家・伊馬春部に関する資料も展示されています。 問い合わせ先電話番号 093−618−2132 |
■ 村庄屋跡(松尾家) ■ 木屋瀬宿には、村全体を統括する村庄屋、旅籠など宿内を統括する宿庄屋、川舟を管理する船庄屋の三つの庄屋がありました。松尾家は問屋場の人馬支配役となった後、安政5(1858)年に木屋瀬村庄屋を務めました。また明治に入ると、木屋瀬村戸長も命じられています。 |
■ 西構口 ■ 木屋瀬宿の出入り口に設けられ、道の両側に道と直角に石垣を組み、その上に白壁の練塀を築いたものです。方位にかかわらず、上りの方角を東、下りの方角を西として宿場の両端にある構口を区別していました。 木屋瀬宿の西構口跡には、当時の石組みが残され、市指定文化財(史跡)となっています。 |
■ 興玉(おきたま)神社 ■ 旅の安全を守る猿田彦神がまつられ、聖徳5(1715)年創建。8月の例祭には子供角力を行なっています。また、「興」という字が沖の読みにも通じることから、遠賀川水運の安全を祈ったともいわれています。かつて赤間道への渡し場があった川辺、遠賀川を臨む場所にあります。 |
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