200号線(筒井通り) | 筒井(つつい)町という町名は、まだ人家のない頃からあった小字の「筒井」からつけられた。 この通りのなかった頃の筒井は、広々とした一面田圃の平野で、田良原池(十三塚墓地東)から発した曲里川が、この平野を北に向かって一直線に流れていた。この川の堤防は田圃より1m位高かったが、流れが急で氾濫することはなかった。川から田に引き込む水は、堤防に埋められた竹筒や土管を通っていたので、「筒井」といったのであろう。 筒井の西側の帯状の台地には、藩の財政強化策として数多くのハゼの木が植えられていた。その実は、ローソクやびんつけ(女性の髪につけるもの)の原料として、他藩に売られていたという。この台地と筒井の田圃は、子供達の絶好の遊び場であった。 昭和の初期に開通した200号線も、当初は筒井通りと呼ばれていた。長崎街道に代わる新しい国道の敷設で、筒井町は形成された。筒井小学校・電話局・病院・銀行・商店・八幡西区役所など街区が形成される中で、曲里川は舗装の並木道の下に姿を隠した。 |
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