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このレリーフは、ここ中原から始まった市民の公害克服運動を記念して、1981年、中原公民館(旧中原市民センター)のロビーに設置されました。 『憶松』『中原の海を愛する人たちによって』といったタイトルで親しまれるこの壁画は、かつての白い砂浜、長く続く青い松並のおだやかな中原の海辺を 有田、泉山の原石を素材とし、伝統的な有田焼の手法をそのままに現代の有田焼の陶片壁画として構成したものです。松のシルエットをもつ大きな線と藍色の色の重なりによる流れで、『中原の静かな海』を、一万枚を超える小さな陶片の無機的な形と重なり合いは、『工業都市としての力強さ』を、それぞれ象徴的なモチーフとして取り入れています。壁画で用いられている明暗や濃淡、バリエーション豊かな藍色は、古代呉須と呼ばれる顔料を用いた、古伊万里から続く伝統的な染付の手法で表現されています。 なお、題字の「中原の海を愛する人たちによって」は、元北九州市長 谷 伍平 氏が 2023年1月、かつて海水浴場を失った子どもたちのために建設された仙水児童プールの跡地に、中原市民センターが移転しました。これに伴い、北九州市SDGs未来都市の原点である、中原地域の偉大な先人のチャレンジ精神と歴史を継承し、さらに多くの皆さんに見ていただけるようレリーフを外壁に移設しています。 |
控石(ひかえいし)とは、国境石(国と国との境を示すためにたてられたもの)が、どこに立っているかを表すものです。 | ||
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『遠賀郡中原村抱』 | 『寛政九丁巳年八月建之』 (寛政9年は1797年です。) |
『従此控石江ノ口壹番御境石 東外面正半迄十五間卯ノ 六分當但壹間六尺五寸縄』 「この控石から、江ノ口の国境石の東側の面まで15間(約30メートル)あります。卯の方向(東の方向)にあたります。但し、1間は6尺5寸縄(約2メートル)です。」という意味です。 |
※旧中原市民センターに設置されていた控石は、令和5年2月24日に “いのちのたび博物館”に移設されることになりました。 |
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北九州市戸畑区中原西3-2-1
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国民の祝日に関する法律に規定する休日
年末年始
(12/29〜1/3)
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